平岡駅の秘境駅号おもてなしイベント第一回目
平岡駅で行なわれている、飯田線秘境駅号のおもてなしイベントです。
1回目と2回目があり、今回は1回目を写真に撮りました。
嵯峨里は常に出店しています。山峡工芸は1度出た以降、いつも品薄で出店していません。
嵯峨里の作品数は、作者も数えていないくらいの多さで、見る度圧巻です。
嵯峨里の横では・・・ クラフトではないのですけど、ここは魅力的なので紹介します。
こちらは、源産業さんです。
泰阜村の山の奥深い地区「栃城」から、くせも臭みもない瑞々しいアマゴの塩焼きと、香ばしくほろ甘い手作りの五平餅を、列車のお客さんたちにお届けです。
人の好い笑顔で屈託なく話してくれる奥さんと、正直そうなはにかみ屋のお孫さんの二人で出店されています。
余談ですが、アマゴ塩焼きが食べたくて機会を待っていた私は、2本買って食べました。
私は海辺育ちなので、川魚は滅多に食べれませんでした。
アマゴは期待よりもずっと美味しくて、清い山中の水に生きた魚の良さを味わうことが出来ました。
1本、250円です。千円札で4尾も食べることが出来ます。
そして、4尾は多そうに思えるでしょうけれど、あっという間に食べつくすことが出来るくらい美味しいのです。
アマゴの横には五平餅。
丁寧に米をついて串に形取って作ったご飯に、甘くした味噌とクルミを練って塗って遠火で焼いています。
他所の県から来る人たちも、五平餅が大好きな人はたくさんいますね。
少し焦げ目が付くと、漂う香ばしい香りに輪をかけてご馳走になるのです。
2回目のイベントは15日水曜日から18日の日曜日まで。
どうぞたくさん食べて、美味しい思い出を持ち帰ってください。
話は嵯峨里に戻ります。
幾つあるのかを質問すると、「数えたことない」と即答です。
作者がよくこぼしている言葉に、作るよりも並べるほうが大変、というのがあります。
見ていると本当に大変そうです。 おびただしい膨大な数。
並べていると疲れちゃう、とぶつぶつ言っているのですが、笑って聞き流せばよいものか困ります。
実に見事な、その細工。その色。ありきたりの言葉ですまないのですが、温もり溢れる作品たち。
桜の葉が舞い落ちる中、雨上がりの晴れた午前中に嵯峨里の作品が風に揺れていました。
作者はイベント中に時間があるとき、右に写っているギターを弾いていることがあります。
ギターは作ってないから写さないでよ、と言っていました。
でも、ギターの音色が響く秋の枯葉の道なんて、本の中みたいじゃありませんか。
作者の意思はほっといて、私はこのギターもゲストと思って載せることにしました。
2回目は水曜日からです。
ドライブがてら、天龍村までお出で頂いたら、嵯峨里の色とりどりの素晴らしい作品たちと、
美味しい深山の味を、是非愉しんで下さい。